ブリティッシュオープン2022
準決勝 第二試合
【🏴ライアン・デイ vs ロビー・ウィリアムス🏴】
序盤はお互いにビッグブレイクを出し合い1-1。
そこからロビーが2フレーム連続で接戦奪取して1-3として流れを掴む。
その後1フレームずつ取り合い2-4となった第7フレーム以降はライアンの流れに。
61点ブレイクなどで三度の接戦をものにして3フレーム連取して5-4と一気にリーチを掛ける。
しかしロビーも粘りを見せて第10フレームの接戦を取って5-5とディサイダーに持ち込む。
最終第11フレーム、お互いがチャンスを掴みながらブレイクに繋げられない展開が続いたが、ロビーのセイフティミスからライアンが抜け出し45点ブレイクで安全圏までリードを広げて決着。
6-5でライアンが勝利、決勝進出を決めた。
【🏴ライアン・デイ 6-5 ロビー・ウィリアムス🏴】
ディサイダーではロビーの方がチャンスを多く掴んでいた。
しかしポジションミスなどでそれを活かせず。
その中でポイントは最初のブレイクのシーン。
ブラックへのポジションをミスしてこの配置。
本来ならしっかりフリをつけてブラックからパックアタック出来る形を作りたかった。
上手く割れればブレイクは継続、パックの形を見る限り綺麗に割れそうなので、そのまま勝ち切ることも可能だったかもしれない。
しかし真っ直ぐになってしまったため、押し抜いて無理矢理割りにいったがパックに当たらず、セイフティでブレイク終了。
ブレイクが止まってしまった直接的な原因は
ポジションミスなのだが、遡っていくと真の原因が見えてくる。
ブラックの前のレッドはこの形。
遠い上にレール際なので、入れることもポジションすることも嫌らしい。
もう少し近付けたかったところだった。
その前はブラウン。
その前のレッド
その前のブラック
ここが原因だ。
このブラック自体は難しくもなんともない。
本来ロビーがやりたかったのは、パック右下のレッドに手球を厚く当ててブラックの左上のレッドを左コーナーへ狙う組み立て。
上手くいっていれば、その後に左のレッドでブラックからパックアタックに繋げただろう。
それがブラックからポジションミスで、本来のレッドとは違う方を狙う羽目になってしまった。
これが原因で、その後はリカバリーの連続となり、それが最終的なミスに繋がった。
メインツアープレイヤーの中でもトップクラスとそれ以外との差はこの辺りにある。
簡単なショットやリカバリーショットの精度の高さ。
ランキング上位10人くらいは、ルーティンブラックの精度はもちろん、リカバリーショット、特にボークカラーからのポジション精度が高い。
ロビーがミスしたブラウンからレッドへのポジションも、高確率で成功させていただろう。
昨日の展望の記事で、ロビーの課題としてブレイクが50点程のところで止まる傾向があることを指摘したが、それが一番大事なところで出てしまった。
敗れたものの、今大会のロビーは攻守共にハイレベルなプレーを見せた。
これがコンスタントに出せるようになれば、今後も今回のような活躍が見られるだろう。
逆に勝ったライアンはベテランらしい落ち着いたプレー振り。
リードされても慌てず流れが来るのを待ち、難しい展開をしっかりものにする。
勝負を決めた最後のブレイクも、細かい手球コントロールで少しずつパックの形を変えてブレイクしていく精度の高いプレーだった。
これでライアンは、昨年のシュートアウト優勝以来の決勝進出。
好調さが感じられる充実したプレーを見せるベテランが、四度目のランキングタイトル獲得へ向けて突き進む。
準決勝 第二試合
【🏴ライアン・デイ vs ロビー・ウィリアムス🏴】
序盤はお互いにビッグブレイクを出し合い1-1。
そこからロビーが2フレーム連続で接戦奪取して1-3として流れを掴む。
その後1フレームずつ取り合い2-4となった第7フレーム以降はライアンの流れに。
61点ブレイクなどで三度の接戦をものにして3フレーム連取して5-4と一気にリーチを掛ける。
しかしロビーも粘りを見せて第10フレームの接戦を取って5-5とディサイダーに持ち込む。
最終第11フレーム、お互いがチャンスを掴みながらブレイクに繋げられない展開が続いたが、ロビーのセイフティミスからライアンが抜け出し45点ブレイクで安全圏までリードを広げて決着。
6-5でライアンが勝利、決勝進出を決めた。
【🏴ライアン・デイ 6-5 ロビー・ウィリアムス🏴】
ディサイダーではロビーの方がチャンスを多く掴んでいた。
しかしポジションミスなどでそれを活かせず。
その中でポイントは最初のブレイクのシーン。
ブラックへのポジションをミスしてこの配置。
本来ならしっかりフリをつけてブラックからパックアタック出来る形を作りたかった。
上手く割れればブレイクは継続、パックの形を見る限り綺麗に割れそうなので、そのまま勝ち切ることも可能だったかもしれない。
しかし真っ直ぐになってしまったため、押し抜いて無理矢理割りにいったがパックに当たらず、セイフティでブレイク終了。
ブレイクが止まってしまった直接的な原因は
ポジションミスなのだが、遡っていくと真の原因が見えてくる。
ブラックの前のレッドはこの形。
遠い上にレール際なので、入れることもポジションすることも嫌らしい。
もう少し近付けたかったところだった。
その前はブラウン。
その前のレッド
その前のブラック
ここが原因だ。
このブラック自体は難しくもなんともない。
本来ロビーがやりたかったのは、パック右下のレッドに手球を厚く当ててブラックの左上のレッドを左コーナーへ狙う組み立て。
上手くいっていれば、その後に左のレッドでブラックからパックアタックに繋げただろう。
それがブラックからポジションミスで、本来のレッドとは違う方を狙う羽目になってしまった。
これが原因で、その後はリカバリーの連続となり、それが最終的なミスに繋がった。
メインツアープレイヤーの中でもトップクラスとそれ以外との差はこの辺りにある。
簡単なショットやリカバリーショットの精度の高さ。
ランキング上位10人くらいは、ルーティンブラックの精度はもちろん、リカバリーショット、特にボークカラーからのポジション精度が高い。
ロビーがミスしたブラウンからレッドへのポジションも、高確率で成功させていただろう。
昨日の展望の記事で、ロビーの課題としてブレイクが50点程のところで止まる傾向があることを指摘したが、それが一番大事なところで出てしまった。
敗れたものの、今大会のロビーは攻守共にハイレベルなプレーを見せた。
これがコンスタントに出せるようになれば、今後も今回のような活躍が見られるだろう。
逆に勝ったライアンはベテランらしい落ち着いたプレー振り。
リードされても慌てず流れが来るのを待ち、難しい展開をしっかりものにする。
勝負を決めた最後のブレイクも、細かい手球コントロールで少しずつパックの形を変えてブレイクしていく精度の高いプレーだった。
これでライアンは、昨年のシュートアウト優勝以来の決勝進出。
好調さが感じられる充実したプレーを見せるベテランが、四度目のランキングタイトル獲得へ向けて突き進む。
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