ジブラルタルオープン2021 
images (66)


一回戦

【ジミー・ホワイト 4-3 ジョー・オコンナー】20210303_003045

2020年シニア世界チャンピオンのジミーが0-3からの大逆転でオコンナーに勝利。
第2、第3フレームと接戦を落とし敗色濃厚な状況から、ビッグブレイク四連発での逆転劇。

20210303_003050

スティーブン・ヘンドリー復帰の日に強烈なパフォーマンスで露払いを務めた。

20210303_002919

ジミーとヘンドリーは、90年代に世界選手権で四年連続決勝戦を戦ったライバル。

その最後の試合は、伝説の試合としてスヌーカーファンに語り継がれている。

また二人は昨年のシニア世界選手権の準決勝でも火花を散らした。
30年の時を経ても尚続くライバル関係。

ジミーにとって、永遠のライバルであるヘンドリー復帰は、心に期するものがあったのだろう。




【マシュー・セルト 4-1 スティーブン・ヘンドリー】20210303_081958

レジェンド、ヘンドリーの復帰戦。
Twitterのトレンドでヘンドリーが上位に上がるなど、イギリス本国でも話題となったようだ。

20210303_070628
第1フレーム、接戦にセルトが競り勝つ。

第2フレーム、セルトがブラウンをミスしたところから、ヘンドリーが通算776回目となるセンチュリー(107)を記録する。
20210303_082009

しかしこの日はセルトの出来が良く、途中までロングポット(ショット)は100%、ショット成功率98%と絶好調。
ブレイクが止まるのはパックミスか玉触り、というくらいミスのないスヌーカーでヘンドリーを圧倒して4-1で完勝。20210303_081952

最後はフルークからのブレイクで決着したが、試合内容を考えればセルトの勝利は妥当と言えよう。

20210303_070638
20210303_070220




ヘンドリーは復帰初戦でまずまずのプレー。

技術的にはキューイングのブレが気になるところ。
選手の衰えを示す兆候は、キューイングと上体のブレで如実に現れる。
元々キュー先が(ヘンドリーから見て)右に出る癖があったが、それが現役当時より大きくなっているように感じた。
52歳という年齢と、9年のブランクを考えれば致し方ないが。20210303_070633


しかし早々にセンチュリーを記録する辺りは、流石スーパースターといったところか。20210303_092815



ヘンドリー「緊張したけど、ワクワクするような緊張感だったよ」

今後も試合を重ねていけば、徐々にコンディションも上がってくるだろう。

その時にどこまで勝ち上がれるのか、楽しみに見ていきたい。







【スティーブン・ホールワース 2-4 ジェイミー・ジョーンズ】20210303_003109

ジェイミーがホールワースに逆転勝利。
序盤はホールワースが2-0とリードするが、ジェイミーがバックトゥバック(連続)センチュリー(103,145)で追い付くと、第5、第6フレームと接戦をものにして4フレーム連取で決着。
ジェイミーの145点はここまでの大会ハイエストブレイク。
20210303_003324



【カイレン・ウィルソン 4-2 クルダッシュ・ジョハル】20210303_082035

カイレンがジョハルを降して二回戦へ。
2-2から連続センチュリー(115,109)で突き放して勝利。
20210303_070148



【マーク・セルビー 4-1 サム・クレイギー】
20210303_082017

セルビーがクレイギーに快勝。
センチュリー二発(142,137)に接戦も二度競り勝つなど、セルビーらしさを存分に発揮した。20210303_070246



【マーチン・グールド 4-1 デイビッド・グレイス】

グールドがグレイスに競り勝ち二回戦へ。
グールドはヨーロピアンマスターズ準優勝、グレイスはノーザンアイルランドオープンベスト4、と共に今シーズン上位進出経験のある実力者同士が顔を合わせた好カードは、予想通り接戦フレームの多い拮抗したゲームとなった。
グールドがビッグブレイク三発などで第1、第2、第5フレームと接戦での勝負強さを見せて勝利。

20210303_080800


一回戦二日目全ての結果
20210303_091431